*アトピーダイアリー*

アトピーな家族の日常を楽しく記録してる、猫マンマのブログ。親子でアトピーですが、チビたちの記録がメインです。

《食養生》アレルギーを抑える食事療法まとめました!

先日、食物アレルギーがないのにテキトーに食物除去するのは危険!というお話をしました。

 

今回は除去ではなく、何を、どう食べるか。

「食養生」のもう少し深いお話をまとめてみました。

 

「食養生」とは

まず食養生について解説しましょう。

食養生は中医学(中国漢方)の考え方に基づいています。

 

欧米的なカロリーや栄養素の計算ではなく、食べ物の持つ「味と性質」から食事を考える。

これが、食養生の基本です。

あ、ちなみに”医学的には”根拠はあんまりありませんが、先人たちの知恵なのでその精度は計り知れないものがあります。

 

食材の性質を分ける考え方 

まず、食材には5つの性質と味があります。

 

「五性」

=温性・熱性・寒性・涼性・平性

 

「五味」

=酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かんみ=塩分)

 

様々な特性を季節や体調の変化に合わせて取り入れることで、食事から身体を整えることができる、という考え方です。

 

ただ、これを完全にやろうとするととてつもなく大変っす。( ^∀^)

正直、覚えきれないしー!(苦笑)

 

なので、もう少し感覚的に分かりやすいように言いかえると、

 

五性=体を温めるか冷やすかの5段階レベル

五味=気分がしゃっきりするか、まろやかになるかの5段階レベル

 

こんな感覚。

このバランスがとれているのが良い状態!ということですねー♪

 

五性・五味の具体的な活用例

この性質の違いを具体的に季節に応じた食生活に活用してみましょう!

ま、大体の方が知らずに実践できてると思いますが、、、

 

たとえば、冬の寒い時期には温性のしょうが紅茶やかぼちゃの煮物を摂ると、寒い時期に不足する「熱」を食物から取り入れることができます。

冬は寒さによってストレスを受けやすいので、甘味の強いかぼちゃで心がまろやかにもなります。

 

反対に、夏には涼性のきゅうりやトマト、茄子を食べてほてりを冷ますことができます。

暑さでダルくなりがちな気分をシャキッとさせてくれるお酢を多く使えば、夏バテ予防もできますね♪

 

要するに、季節の旬を意識しながら食材を選べば、必然とその季節に合ったものを摂ることができるんですね。

地球と人間、うまく出来てるもんです!!!

こういった自然の摂理に合わせて、毎日のお食事を楽しんでいけたらいいですね♪(o^^o)

 

最後にもう一つ、日本人には日本の食環境があります。

和食は体に良いです。植物性油脂をほとんど使わないので。

常備菜として長く保存できるレシピが多いですが、それは油をあまり使わないから出来る技なんですよ。油はすぐ酸化しますからね。。。

 

アトピーは体からのSOS。食養生を心がけよう!

私の通っている漢方内科の先生が

よく仰っていることですが、、

アレルギーのメカニズムを中医学的にみると、アトピーやアレルギーは体からのSOSです。

風邪と一緒なんですって!!

 

風邪で熱が出たら、あなたはどうしますか?

まずは、お仕事を休むでしょ。

おかゆや、消化の良い物、温かい飲み物をとって、体を休めるでしょ。

 

アトピーだって、本当はそれと同じように対処しなくちゃいけないんだそうです。

体が疲れてるんだからアレルギー反応が出るんですよ。

 

アトピーの痒みがひどかったら、体を休めて、栄養のあるものを食べて、ぐっすり寝る。

そうすれば、体の自己治癒力ってものは、自ずと高まってくるものですよ。(^^)

 

西洋医学では皮膚だけの異変だけど、それは「木を見て森を見ず」です。

本質はもっと違うところにある。

 

私は、アトピーが治った今、本当にそうだと思います。

体の自己治癒力が回復すれば、アトピーは薬が無くてもコントロールできまるようになるから、ぜひそこまでたどり着いてほしいです!!!

 

ではでは、今回はこのへんで。

参考になれば嬉しいです(^^)